スタッフ偏愛商品コラム vol.101
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今回の当番
商品担当
後閑 知子(ごかん ともこ)
大学生長男・中2次男、夫との
4人暮らし。
記念すべき101回目の偏愛コラムです。
101回目と聞くと、
トラックに飛び出す某俳優の
某有名フレーズ映像と
「ハイと言って」(日本語訳)的な
主題歌が頭に流れる
アラフィフ女子です。
最近の私の悩みは、
「週末の予定が決まらないうちに、
週末が終わること」
何しようか・・・
(掃除とかやるべきことは
色々あるけどやりたくない・・・)
とダラダラしているうちに、
週末が終わってしまうという。
というわけで、最近始めたのが、
「金曜の夜に、
飲みながら週末の予定をたてる」
会社帰りにひとりで、ちょっと一杯・・・
ついでに週末何しようかとウキウキする。
あと、「週末に、7つ何かを捨てる」。
とにかく、整理整頓が苦手な私、
ナイナイと夏に帽子を探しているうちに
夏が終わり、
自分の机の巣窟の中から
帽子が発掘されるレベル・・・(汗)。
毎日1つはしんどいので、
「週末に7日分、7つ捨てる」。
捨てるといっても、
書けなくなったペンとかなんですが。
それだけで、「週末何かやった」達成感に
なっている気がします。
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さて、皆さんに質問です!
牛肉って、よく食べますか??
我が家は・・・・
正直言うと、
全然、食べていませんでした。
だって、ねえ。
お肉=タンパク質源、って考えちゃうと、
どうしても、価格がお安めの豚肉や鶏肉に
手が伸びちゃう・・・。
牛肉を食べるのって、ごくごくたまーに。
さらに短角牛ともなると、
ごくごくごくごくたまーに、
のレベル・・・。
そんな私が、今年の夏、初めて
「夏の山形村短角牛べこツアー」に参加。
短角牛の里・岩手県久慈市山形町
(旧岩手県山形村)で、
「山形村短角牛」を
これでもかってくらい堪能して
そのおいしさに、とりこになって
帰ってきました!!
「夏の山形村短角牛べこツアー」は
大地を守る会、毎年恒例のツアー。
今年でなんと41回目!!という、
伝統のあるツアーです。
「短角牛」って、スーパーなどでは
ほとんど聞いたことがない名前ですよね。
それもそのはず、
国内の肉用牛頭数の中で、
日本短角種のシェアは0.5%以下!
東北でむかし、塩の運搬など
“労働力”として使われていた
「南部牛」を改良したのがはじまりの、
国産牛のなかでも
“知る人ぞ知る”希少な牛なんです。
さらに、山形村短角牛の
すごいところは・・・
どーん!!
どーん!!
圧倒的なスケール!!での放牧!!
春になると、
105.5ha※の広さを誇るこの放牧地に
子牛と母牛が放牧され、
子牛は母牛の母乳を飲んで育ちます。
※100ha=1km×1km
母牛は、放牧地での自然交配で
次の赤ちゃんを身に宿します。
ツアーでは母牛のお乳を飲む子牛の様子も見られました!かわいい♡
実は、肉牛の放牧は
日本にはほとんどないのだそうです。
広大な土地が必要なうえ、
自然に放てば
牛のケガなどのリスクもあります。
また、日本は霜降りなどの
「やわらかな」肉が好まれるので、
放牧で走り回って、
脂肪の少ない肉になっちゃ困るという
日本ならでは事情もあるようです。
でもね。“霜降り派“の人も、
ぜひ一度山形村短角牛、
食べてみて下さい。
赤身中心だからこそ、肉本来のうまみ、
ほんとにガツンと来ます。
もう口にいれたら
「んーーーーっ!」と、
何とも言えないうまさに
言葉もなくなりますから。
「霜降り派」の人を、寝返らせる自信、
あります(笑)。
ツアー初日の夜は、短角牛のうまみをこれでもかと味わうバーベキュー。食べるのに夢中で写真を撮り忘れたので昨年の写真を拝借・・・
さらにさらに!山形村短角牛のすごさは
「里(牛舎)に下りてから」も。
牛舎内での飼料の中心は、
その名も「大地スペシャル」。
国産穀物を100%配合した
「大地を守る会基準の独自の飼料」を
食べて育ちます。
「国産穀物100%」って
文字にしたらサラっとしちゃいますけど、
畜産飼料の自給率が低いなか
たくさん食べる牛さんの飼料を、毎日毎日
“お金のかかる”国産にし続ける・・・。
相当すごいことだなぁと
牛舎で農家さんのお話をきき、
あらためて感じました。
こんな「品種」「育て方」「エサ」の
“希少の3重奏”の山形村短角牛ですが
内部事情を正直に言ってしまうと、
「短角牛の牛肉が売れなくなって
きている」ということ。
世の中の牛肉離れも
影響していると思いますが
このままどんどん売れなくなってしまうと
この希少な「山形村短角牛」も
広大ですばらしい放牧地も、
守られなくなってしまう・・・。
そんなわけで、
ぜひ!まだ食べたことのない方々にも
一度食べてもらいたい!
ファンになってほしい!と
今週注文をお受けしている141号では
「徳用 徳用冷凍短角牛
小間切・バラ凍結」が新登場!
300gというたっぷりの量を
短角牛のなかでは割安価格で
ご提供しています。
冷凍&バラ凍結で、使いたいときに
使いたいだけ使えるのも便利!
我が家では、焼いて、塩コショウと少々醤油、とシンプルに食べるのが定番。それだけで極上のうまさ!!なんです。レタスを巻いて食べても。(写真は150g)
今回の旅で広大な放牧地を見ながら、
心にこみ上げたのが
「生きものに、自分は生かされている」
という気持ち。
忙しさに追われて
「食べ物」を「生き物」ではなく
「モノ」として扱っていないか、
「料理」が「作業」に
なっちゃっていないか・・・。
自分のいのちを形作る
「食」との向き合い方を
あらためて振り返る機会となりました。
山形村短角牛ツアーは、放牧地見学だけでなく、白樺林散策や洞窟探検などのアクティビティも。 久慈市が舞台の海女(アマ)さんが主人公の朝ドラで人気になった郷土料理「まめぶ」(写真左上)や地元のイワナを食べる機会も。興味ある方は来年ぜひどうぞ!
家族の誕生日祝いなどハレの日はもちろん
プチご褒美やちょっと元気が欲しいとき、
ゆっくり“食の大切さ”と
向き合いたいときにも。
短角牛をじっくり味わいながら
見逃しがちな、
なにげない毎日への感謝の気持ちも
かみしめる・・・
ぜひ短角牛で、
そんな“極上の食事時間”を
過ごしてみませんか。