商品を探す

注文番号で注文 お気に入り よく買う商品

スタッフ偏愛商品コラム vol.36

大地を守る会 スタッフ偏愛商品コラム

*****
今回の当番

農産担当
関根 由紀(せきね ゆき)

茨城と福島の県境で育ち、
今は東京の田舎(笑)、西の端っこで
一人暮らしをしています。

農産担当2年目突入!
今年度は産地へ沢山行けるといいなぁ…!
*****

出会いは大学時代に働いていた、
バイト先でのまかない


学生時代、私は地元密着のカフェで
働いていました。

朝、近くの農家さんが
運んできてくる野菜を、
普通なら捨ててしまうような部分まで
立派な食材として変身させ、
料理を提供するお店でした。

ある日のまかないで、
手作りふりかけが出てきました。

シャキシャキ?さくさく?
とにかく歯がよろこぶ感じの食感、
それでいて、みずみずしい…。

大袈裟ではなく、
本当に衝撃が走ったおいしさでした。

その正体は「大根の葉っぱ」だったのです。

大根の葉っぱを求めて…

その日から私は、
大根の葉っぱのトリコとなり、
街中のお店を片っ端からまわり、
大根をチェック。

しかし残念ながら、バイト先以外で
葉っぱがたくさんついた大根に
巡り合うことができませんでした。

しかし大地を守る会に入社し、
農産チームへ配属され、
ある日の定例会議中のこと。

「葉付大根、今年もやるよね?」

な、なんですって?!
一瞬仕事がそっちのけになりそうなくらい、
惹かれる一言が…。

会議後、興奮を抑え先輩方へ聞いてみると
大地を守る会では、今のこの時季だけ
葉付きで販売しているとのこと。

寒すぎたり、暑すぎたりすると
葉が黄変したりして、
きれいな状態でお届けできないのと、
葉っぱが柔らかで食べやすいのが
丁度この時季だからだそうです。

…ということで、おかげさまで
わたしの長年の大根の葉っぱを探す旅は
終わりました。

毎週まるごと1本たいらげ、
満喫しております。

想像以上に立派な葉っぱ!
そして深呼吸したくなるような青々しい香り!

大根に葉を付けたまま保管するのは厳禁!

ここで大事なポイント!

葉っぱや茎がついたままだと、
普段食べている根の部分の栄養や水分を
どんどん吸ってしまいます。

そうすると「ス」が入ってしぼんでしまい、
残念な食感に…(経験済み)。

だからお店では
なかなか販売できないんだなぁと
気付いた次第です。

届いたらすぐに葉の根本からカット!

葉っぱの部分はこうしてコップに入れ、
少しだけ水を張っておくことで
1週間くらい長く使うことができますよ♪

葉付き大根を
出荷していただいている産地のひとつ、
さんぶ野菜ネットワークさん。

お写真は代表の吉田邦雄さん

さんぶ野菜ネットワークの大根は、
すべて有機または有機同等の
栽培環境にて栽培をしています。

化学農薬を使用しないため、
常に虫との闘いです。

虫に葉っぱを食べられてしまうと
根の部分の生育にも影響がでてしまいます。

生産者の皆さんは
土壌の栄養バランスから工夫したり
虫が寄り付かないよう
ネットをかぶせたりと、
皆さんに安心して食べてもらうために、
不断の努力と手間暇を惜しみません。

また、通常の葉切り大根よりも
品質が落ちるスピードがかなり早いため、
収穫後すぐに出荷しなければならず、
最後まで気が抜けないそうです。

こうして私たちは
立派な葉付大根が食べられるのですね…!

大地を守る会では
今の時季だけ楽しめる葉付き大根。

ぜひ!ご賞味あれ~!

おすすめの食べ方

◆葉や茎の部分

土や汚れを洗い流してザクザクっと切り
漬物、おひたし、味噌汁の具などなど
とにかく何にでも入れて楽しんでいます。

特におすすめなのは、やはりふりかけです。

ごま油でさっと炒め、お塩やごま、
ジャコなど加えたら…。

私にとって、あの衝撃の出会いの味。
最高のごはん泥棒&おつまみです。

◆根の部分

ぜひ切っている時に
つまみ食いをしてみてください。

春の暖かさでスッと生長しているため、
とてもみずみずしいです。

そのため生に近い形で食べるのがおすすめ。

1.ピーラーサラダ

千切り面倒くさいな…から生まれた
レシピ (笑)。

ピーラーでスライスしたら、少しのお塩と
お好みのドレッシングで和えるだけ。

独特な歯ごたえで箸が止まりません~

2.簡単すぎる煮物

1㎝幅くらいに切ってから、
めんつゆ:お水=1:4~5で、
10分煮るだけ。

それだけで
万能な作り置き食材になります!

わさびや梅肉を添えるだけで
十分おいしいおつまみにもなりますし、
この煮汁とともにお肉を炊くと
立派な主役おかずにも化ける
優秀な常備菜です。

3.皮も無駄なく!

千切りにして、さっと炒めて
塩こんぶと和えると
ほどよい辛味が残ったきんぴらに。