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スタッフ偏愛商品コラム vol.88

大地を守る会 スタッフ偏愛商品コラム

*****
今回の当番

大井戸

お客さまサービス担当
大井戸 潤子(おおいど じゅんこ)

10歳長男と7歳長女、
夫との4人暮らし。

小学2年生の娘にカレシができました。

相手は、隣の席の「ハルくん」。

手紙で
「ずっとすきでした。ちきあってください」
と伝えたらOKをもらったそう。

学校から帰ってきた娘が
うれしそうに報告してくれました。

「つ」と「ち」を書き間違えても
気持ちはしっかり伝わったみたいです。

明日からしばらくは
「学校行きたくない」と言わなくなりそう。

ハルくん、ありがとう。

*****

調味料は基本的なものに絞って、
冷蔵庫のドアポケットは
スッキリさせておきたい派。

ドレッシングや「●●のたれ」は
買わないと決めていました。

でも先日、
どうしても我が家の基本調味料として
仲間入りをさせたい一本に
出会ってしまいました。

それは「しろたまり」。

大地を守る会の料理上手な社員の中では
定番なんですが、
私とは完全に「はじめまして!」。


きっかけは、
同僚が「ねぇ、これ見て」と
言って教えてくれたこと。

ふたりとも
しろたまりを知らなかったので興味津々。

「たまり醤油は聞いたことあるけど
しろたまりってなんだ…!?」

「醤油と同じように使えるらしいけど…」

「うすくち醤油みたいなもの…?」

「でも、大豆を使ってないから
醤油ではないらしいよ」

「あ…ほんとだ!
原材料欄に小麦、食塩、米焼酎って
書いてある」

「へーどんな味なんだろう。
まったく想像がつかない」

「食べてみようよ!」

こちらがしろたまり。

琥珀色のさらりとした液体です。

かすかに発酵臭が。


ということで数日後、
大地を守る会の
「平飼い卵の温泉玉子」を
ごはんにのせて、
しろたまりを少量入れて食べてみたところ、
ふたりで「おいしい~!!!」と感激。

「醤油を入れると
醤油味ごはんになっちゃうけど、
しろたまりだとしっかり卵の味!」

と言いながらペロリと完食しました。


さらに、大地を守る会の納豆でも試食。

これまた「おいしい~!!!」と大興奮。

「今まで納豆には添付のたれを
入れてたけど、
これからはしろたまりにする!」

実は私、納豆をほぼ毎日食べるので、
なくなったタイミングで
近所のスーパーに行き、
「国産大豆使用」と書いてあるものを
選んで買っています。

そして、よ~く混ぜてから
刻んだねぎと添付のたれをかけて
食べるのが大好き。

私が買う納豆に付いているたれには
果糖ぶどう糖液糖が入っていて、
舌がその甘みを気に入ってしまい、
やめたいと思いつつやめられずに
今日まで食べ続けてきました。

ずっと念願だった
「納豆に添付のたれ」からの卒業が
こんなタイミングで訪れるとは
思ってもみませんでした。

しろたまりは、
しっかりとした塩味がありつつ、
みりんが入っているの?と勘違いしそうな
甘みも持ち合わせています。

なので、
納豆のたれに甘みを欲しがる私の舌に
ぴったりきたのかもしれません。


こうしてすっかりしろたまりに
ハマってしまった私は、
自称・しろたまり愛好家として
色々な料理に使っています。

その中で私が感激したのがこの3つ。

しろたまりで作る「ドレッシング」
「豚肉の漬け込み」「きんぴら」です。


【ドレッシング】

しろたまりと好きなオイルを
よ~く混ぜるだけ。

酸味が苦手なので酢は入れてません。

ドレッシングというよりナムルのたれ?!

しろたまり×ごま油を、
茹でた「穀物満彩(穀物ブレンド)」と
野菜で和えたサラダ。

蒸し鶏にのせたり

「国産有機蒸し大豆」と和えたり


【豚肉の漬け込み】

うまみこい豚にしろたまりを加えて
もみもみ。

豚肉をしっかり焼き付けたら、
ありものの野菜を加えて
フライパンを煽ります。

野菜は炒めるというより
和える感覚で火を通しすぎないのがコツ。


【きんぴら】

きんぴらといえば
甘辛い醤油味が定番ですが、
しろたまりで作るのもおいしい。

調味料を変えるだけで
いつものメニューが様変わりするのも
しろたまりの魅力です。


さて、そんなしろたまりですが、
実は生産者の日東醸造さんが
作り上げたオリジナル調味料なんです。

みなさん、「白醤油」はご存知ですか?

通常の醤油のように大豆メインではなく
小麦メインで醸造された
淡い琥珀色をした醤油です。

日東醸造はもともと
この白醤油の製造メーカーとして
長い歴史を持っていました。

そんな日東醸造さんが、
「昔の白醤油は違う味だった気がする」
という先々代のつぶやきをきっかけに
「本当においしい白醤油を作りたい」と
奮起します。

その試行錯誤の中で、
まずは原材料を見直し。

小麦を輸入小麦から国産の小麦に、
塩は精製塩から海水のみを原料に作られる
伊豆大島の「海の精」に変えました。

さらに、味わいを濃くしたいと
仕込み水の量を減らします。

すると、水の量を減らしたことで
白醤油の色が濃くなってしまったので、
醤油とは名乗れなくなることを覚悟で
思い切って大豆を入れるのを
やめてしまったという破天荒ぶり。

醤油作りで最も大切と言われている
水にもこだわり、
奥三河・大多賀の豊かな自然が育む
「足助の湧水」にたどり着きます。

こうして作り上げたしろたまりには、
白醤油のストレートな塩っぱさとは異なる
丸みと奥行きが生まれました。

愛知県豊田市足助町にある
しろたまりの仕込み蔵。

山間の集落でおいしい水を使って
仕込みます。


一般的には
「煮物がきれいな色に仕上がる」
と紹介されることの多いしろたまりですが、
私はぜひ
「素材の味を引き出すのが上手だね。
すっごくおいしい!」と褒められたい
(または自分を満足させてあげたい)
すべての人に紹介したいと思います。

しろたまりは、
大地を守る会の食材と好相性。

いつもの私のまま、
いつものやり方で、
変えるのは調味料だけ。

それだけで毎日のごはんが
とっても楽しくなりました。

みなさんもぜひお試しください。