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スタッフ偏愛商品コラム vol.93

大地を守る会 スタッフ偏愛商品コラム

*****
今回の当番

岡崎

法務担当
岡崎 みや(おかざき みや)

週末に近所のドッグランへ。

犬を飼い始めたばかりの
ご家族にお会いしたのですが、
うちの犬が小さなお子さんに
寄っていってご挨拶。

「ねえ、こっちに来てくれたよ!
ぼくにはじめてできた
犬のおともだち!」と
親御さんに報告するさまが
とてもかわいらしかったです。

春は出会いの季節ですね。

*****

だんだんと暖かく、
春の息吹を感じる気候になってきました。

とはいえ、春風が強く吹く日はまだ肌寒い。

そんなとき、冬に食べた
温かい麺類がまた恋しくなります。

今回は、そんな麺好きのわたしに
先輩社員が勧めてくださった
「野菜と食べる!
お鍋ひとつで全粒粉入りタンメン」
をご紹介します。

製造しているのは
東京都国立市にある、亀製麺。

創業64年目を迎える老舗の製麺会社です。

社長・玉澤孝三さんのお母様の姓・
亀岡から一字取ったのが社名の由来だとか。

玉澤さんは、年間200食(!)も
麺を食べる麺オタク。

麺職人として、
熟練の技術で材料と配合を見極め、
主力の中華麺のほか、
うどんやパスタなど
多種多様な麺を製造されています。

製麺には厳選した国産小麦と平飼い卵、
海の精(塩)を使用し、
製造工程では極力添加物を
使わないのがこだわり。

大地を守る会の夏には欠かせない
「平飼たまご麺の冷やし中華」も、
亀製麺の商品です。

社長の玉澤孝三さん

商品名のとおり、
お鍋ひとつで作ることのできる手軽さを、
まずは感じていただきたいです。

料理は手間をかけた方が
おいしいものができるのではと、
「お鍋ひとつで作る」という
簡単さを重視したレシピに
これまで懐疑的だったわたし。

この商品に出会って、
自分の考えや価値観を
すこし見直すことができました。

袋を開けると、2食分の麺とスープと、
作り方が書かれた紙が入っています。

作り方は、鍋に好きな具材を入れて炒め、
分量の水を入れて沸騰させ、
麺を入れて2分半から3分。

その後スープを加えて温め、
器に移せばできあがり。

本当にお鍋ひとつで完成します。

紙には作り方だけでなく、
おいしくつくるコツや
おすすめのトッピングが載っており、
普段あまり料理をされない方にも
わかりやすいつくり。

麺とスープだけ、具材はおまかせ。

料理好きにとっては、
アレンジの幅が多いのも魅力のひとつです。

合わない具材がないので、
その日の冷蔵庫にあるものを
自由自在に活用できます。

タンメンという麺料理ならではの、
具材を炒めて煮込むという
工程のおかげで、
たくさんの野菜を摂ることができます。

スープの濃さも、味の好みや
入れる具材によって
多少調整してもよいかもしれません。


ある日は、白菜(の芯に近いところ)と
玉ねぎをどっさり入れてみました。

寒い日だったので、
作りおきの肉味噌をのせて、
辣油を少しだけ垂らして、担々麺風。

またある日は、
冷凍してあったきのこ2種と、にんじん。

最後に煮卵
(しろたまりで味をつけています)
と青ねぎをのせて、
見た目はちょっとラーメン風に。

箸で持ち上げた麺の表面の、
少しつぶつぶとした部分、
色味に気づいていただけるでしょうか。

これが全粒粉入りの所以。

2種の小麦をブレンドした全粒粉の細挽き、
粗挽きをミックスしているそうで、
麺を噛むごとに
小麦の風味がしっかり感じられます。

麺にばかり目が行ってしまいがちですが、
この塩味のスープがまた
滋味深い味わいです。

チキンや魚介のエキスが
奥行きのあるコクを生み出し、
しっかりした存在感のある麺にも
負けることはありません。

入れた具材から出る旨味によって
スープの味が変化するので、
そんな楽しみも合わせて味わって
いただけたらと思います。


手軽なのに、ちゃんとおいしい。
ちゃんとおいしいけれど、とても手軽。

この両立の裏側にある、
麺職人の麺への愛とリスペクトを感じつつ、
今日も麺をすすり、
スープを飲み干すのでした。

ごちそうさまでした。