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スタッフ偏愛商品コラム vol.105

大地を守る会 スタッフ偏愛商品コラム

シンプルな食パンはアレンジして食べるのも楽しい

*****
今回の当番

大井戸

お客様サービス担当
大井戸 潤子(おおいど じゅんこ)

小学5年生の長男と3年生の長女、
今年50周年を迎える夫
(大地を守る会と同い年)
との4人暮らし。


小学校で給食委員をしている息子。

2学期に全校生徒が参加した
「給食総選挙」の結果を
教えてくれました。

堂々1位は
きなこ揚げパン。

先生も児童も大好きだそうです。

私の子どもの頃と変わらない、
永遠の人気メニュー。

そして2位は
キムチチャーハン。

小学生、特に低学年の子が
キムチ食べられるのかしら?
と驚きましたが、
子どもの舌に寄り添った
やさしい辛さだそうで、
3年生の娘のお気に入りです。

明日、学校行きたくないな…
と呟く日に、
ちょっと給食の献立表でも見てみる?
と、メニューを確認することはしばしば。

そしてきなこ揚げパンは今週木曜日。

元気な「行ってきます」の声が
聞けそうです。

*****

皆さんはパンが好きですか?

どんなパンをどのように食べるのが
お気に入りですか?

私は、噛み応えのある
シンプルな味わいのパンをカリっと焼いて
バターをたっぷり塗って食べるのが
好きです。


小学生の頃、学校の給食で出てきた
コッペパンが好きで、
みんなが「ボソボソしておいしくない」と
言うので首を傾げていました。

それよりも、プラスチック製の
おひつに入ったごはんが、
蓋を開けるときに落ちた水滴で
べちゃべちゃになったのを
食べるほうが嫌だったことを
覚えています。

そして、19歳で上京して
真っ先に始めたのが
「東京のパン屋さんめぐり」。

数年間、いろいろな店の
おいしいパンを食べる中で、
「噛み応えのある
あっさりとしたパンが好き」と
確信しました。


当時繰り返し読んでいた
料理スタイリスト・料理研究家の
堀井和子さんの本で
私の好きなパンは
「リーンなパン」と表現することを知り、
堀井さんのレシピで
「シンプルな丸パン」を焼いてみたり
「食パン」ではなく「パン・ド・ミ」を
選ぶようになっていきました。

さらに、
食べやすいふわふわのベーグルではなく、
どっしりと噛み応えのあるベーグルを
求めて白金高輪まで足を運んだり、
重くて酸味のあるドイツパンにも
惹かれるようになります。

本場の味を体感したくて
ドイツに行ってみたのですが、
残念ながら本物の味わいは
私の口には合わず、
代わりに「プレッツェル」や
「カイザーゼンメル」の虜になって
帰国しました。

それから20年近くが経過し、
あの頃のように好きなパンを求めて
身軽に動けなくなった今、
私の心を満たしてくれるのが
「ザクセンの食パン(6枚切)」です。

ザクセンの食パンは、
小麦粉、砂糖、酵母、塩、水のみで作った
リーンなパン。

トースターで焼いて
バターをたっぷり塗って食べるのが
一番手軽でおいしい食べ方。

でもこのシンプルな食べ方で
おいしい、ってすごいことだなと
思います。

自分でパンを作ってみると
よくわかるのですが、
油脂を入れないで作ったパンは
ボソボソしがち。

パン作りを始めた「初心者」の頃の私は、
硬いしイースト臭が気になるしで
とても「シンプルな食べ方でおいしい」
なんて思えませんでした。

その点、ザクセンの食パンは
トーストすると
外側がザクっと軽く、
中はふわっとしていて、
小麦の香りが広がります。

小麦を使ってプロが作れば
そりゃそうでしょう
と思うのですが、
なかなかこれほどの食パンには
出会えません。

なぜかしら?
なにが違うのかしら?

私が思うに、ザクセンの食パンは、
厳選した国産小麦を使っていること。

パンの原料の大部分を占める
大事な要素です。

そして、天然酵母で国産小麦の味わいを
引き出していること。

私自身、イーストと天然酵母で
それぞれパン作りをしたことが
ありますが、
天然酵母で作ったパンのほうが
独特のにおいがなくておいしいなと
感じました。

ただ、天然酵母のパン作りは
手間がかかる上に難しい…。

ザクセンでは、天然酵母で生種を作り
生地に加えて捏ねていますが、
最適な発酵時間・状態にするために
生地の練り上げ温度を絶妙に
調整しているそうです。

こうしてきちんと時間をかけて
発酵させると、
小麦本来のうまみと風味が引き出されて
味わい深いパンが出来上がります。

発酵って、
ただパンが膨らむだけじゃなくて、
同時に熟成も進んでいて、
その中で風味や香りが
うまれていくんですね。

食パンアレンジ例。左上から時計まわりに、バターとケチャップを塗ってベーコンチーズをのせたピザトースト、あんバター、クリームチーズ×きんかん甘煮、ハムバター。

さて、シンプルな食べ方がおいしい
ザクセンの食パンですが、
もうひとつ、おすすめしたいのが
「フレンチトースト」です。

これはもう、本当に
「ザクセンの食パン」じゃないと
このおいしさにはならない!
と断言したいくらい。

ザクセンの食パンは気泡が大きめで、
油脂を含んでない分
卵液が染み込みやすいのかしら…?
などと分析しています。

コラムの最後に作り方を
ご紹介しているので、
ぜひお試しください。

砂糖を使わない、塩味のフレンチトースト。カリッと焼き上げるのがおいしく作るコツです。

大地を守る会では、
「ザクセンの食パン(6枚切)」のほかに、
ザクセンの胚芽食パン、全粒粉パン、
ブランパンなどを販売しています。

甘いシナモンロールやメロンパンも
おすすめ。

日曜お届け不可の商品もあるので、
気になる方はぜひお届け曜日にご注意して
お試しください。

東京都板橋区にある小さなパン工房「ザクセン」の創業者・中村謙介さん。学生時代、留学先のドイツで食べた伝統的なパンに魅了され、日本でも食べたいと製造・販売を始めました。

現社長の中村閣乃介さん。父・謙介さんからザクセンの経営を受け継ぎました。

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ザクセンの食パンで作る
フレンチトースト


【材料】
ザクセンの食パン(6枚切) 1枚
卵 1個
牛乳 30ml
塩 ひとつまみ
バター 10g
オリーブオイル 大さじ1/2

【作り方】
1.卵・牛乳・塩をよく混ぜ、半分に切った食パンを浸して10分以上置く。

2.フライパンを中火で熱し、バターとオリーブオイルを入れる。バターが溶けてチリチリと音がしてきたら1の食パンを焼く。

3.こんがり焼色がついたら裏返し、蓋をして弱火でさらに焼く。きれいな焼き色がついたら出来上がり。甘いのが好きな方はグラニュー糖やはちみつをかけてどうぞ。