スタッフ偏愛商品コラム vol.11
いつもの料理にプラスするだけで、
味も見た目もワンランクアップする、
そんな「エビマジック」ってありますよね。
*****
今回の当番
カタログ企画担当
渡邊 みどり(わたなべ みどり)
40半ばの夫と、夫が溺愛する
カブトムシとクワガタの
賑やかな生活。
今年の夏は八王子市に
夫の虫師匠と一緒に昆虫採集に行き、
生まれて初めてタマムシを捕まえました!
じわじわ昆虫の世界に引き込まれている
今日この頃です。
*****
皆さんこんにちは。
先日なめこを紹介した、
キノコ大好き大地を守る会の渡邊です。
たくさんの温かいメッセージや感想、
本当にありがとうございました!
夏バテも吹っ飛ぶくらい、
大変パワーをいただきました。
テレワークの…いや、
自分に甘い生活態度のせいで
体重が大変よろしくない事になり、
ウォーキングを開始しました。
ウォーキングの中のお楽しみとして、
コースに浅草寺・仲見世を入れて
お参りをして、
健康と天候の安定と減量を
お願いする日々です。
朝の浅草寺・仲見世はひっそりしています。
コロナ以前は朝から夜まで
観光客でいっぱいだった日々が
遠い昔のようですが、
気軽に旅行に行くのが難しい
今だからこそ、4年前研修で訪れた
インドネシア発の人気商品
「エコシュリンプ」が
私たちのところに届くまでを、
写真いっぱいでお伝えしたいと思います!
いくつか種類があるエコシュリンプの中でも
一番人気のむきみ。
すぐに調理でき便利です。
「エコシュリンプ」とは、
インドネシアのジャワ島東部、
スラウェシ島南部の
広々とした自然に近い環境の養殖池で
無投薬で育てられたエビです。
大地を守る会では
2001年からのロングセラー商品で、
安心でおいしいと
好評のお声が多い人気品。
また、エビの種類
「ブラックタイガー」は
インドネシアに
古くから生息している種類で、
ぷりっとした食感と
豊かな香りが特徴です。
加熱しても固くなりにくいので、
アヒージョなどの加熱料理にもぴったりです。
エコシュリンプのふるさとは、
日本から遥か5,000km以上離れた
インドネシアにあります。
過密な養殖のイメージの強いエビですが、
エコシュリンプは
「粗放養殖」で過密を避けて
のびのびと運動できる環境で
育てられています。
「のびのびと言っても、
25メートルプールみたいなところに
いるのかなぁ」と思っていましたが、
私の目の前には
広大な湖が広がっていました。
岸には木々がおいしげり、
養殖池というか、ほとんど普通の湖です。
しかも人工飼料は使わないと聞いて
さらにびっくり!
湖の中に
小さな島のようなものがあるのですが、
それが水草を発酵させて
プランクトンを発生し、
エコシュリンプはそのプランクトンを
食べるのだとか。
エコシュリンプは
かなーり野生に近い環境で
育てられていました。
心地良い風が吹き鳥が歌う、
のんびりした湖のような「養殖池」
広大な湖でしっかり運動し、
エビ本来の食性に合った
プランクトンを餌とすることで、
エコシュリンプの養殖中は
抗生物質などの薬剤を使うことなく
成長します。
一方で薬剤を使わないからこそ
きめ細やかな管理が必要で、
養殖池の隣には管理小屋があり、
エビの管理人さんが毎日水や餌の調整など
世話をこまめに行っています。
嵐の日などは、
水量を調節してエビを守るために
泊まり込みで見守ることもあるほど、
大切に育てられてゆきます。
養殖池の管理人BAKRIEさんの話を聞く、
弊社会長の藤田和芳(写真右)
大切に育ったエビは
収穫後がっちり鍵のかかったケースで
加工場へ。
この加工場もエコシュリンプを
おいしく食べてもらうため、
安全面にこだわっています。
工場内は金属探知機などを備えた
近代的な設備で温度管理をしながら、
殻剥きなどの加工を行い、
私たちの元に届くまで
一度も解凍・再凍結をしない
シングルフローズンで届けられます。
また、一般の加工場では
エビにぷりぷり感を出すための保水剤や、
鮮やかな色合いにするための黒変防止剤が
使われることがあるのですが、
エコシュリンプではこれらを使用せず、
新鮮なエビそのものの味わいを
楽しむことができます。
エビの殻剥き職人さんが、
目にも止まらぬ速さで
仕分け・殻剥きしていきます。
さらに、加工場内のユニフォームや
働く人の手洗いに使うのは、
同じ工場内で作られた
手作りの「石けん」。
合成洗剤ではありません。
さらにさらに、加工場内で出た排水は
同じ敷地内にある浄水設備で
微生物によって、
魚が泳いで暮らせるレベルまで
分解されます。
そしてその魚は
社員食堂のおかずになるそうなので、
加工場の皆さんの
安全に対する意識の高さと
熱心な取り組みに
思わず胸がじーんとしました。
加工場を洗浄するために作られた
手作り石けん。
池の中でのびのびと泳ぎ回っていて
筋肉質なうえに、「保水剤」などを使わず
エビ本来の風味が濃厚な
エコシュリンプは一度食べると
「エビってこんなにおいしかったんだ!」
と感動のお声も多い一品。
大切に大切に育て
丁寧に加工されて届くが故に、
なかなかいいお値段はするのですが、
一生懸命エビを守り育てる
インドネシアの皆さんの顔を思い出し、
気が付けば我が家の冷凍庫の
レギュラーの座を射止めています。
エビの収穫は生産者にとっても嬉しいひと時。
竹かごなど伝統的な道具を使い、
傷つけないよう大切に収穫します。
(撮影/山本宗補)
遥かインドネシアの地で
健やかに育ったエコシュリンプ。
和食はもちろん、中華や洋食、
そしてエスニック料理など、
どのジャンルの料理もぐっと
ワンランク上のおいしさになりますよ。
お値段がなかなかするので
お薦めしづらいのですが、
後悔はさせません!
ぜひ一度お試しください^^
前回竹内もおすすめしていた
パン粉で作ったミニエビフライは、
衣がカリっとして最高です!
おすすめの食べ方
・ガーリックシュリンプ
オリーブオイルと
刻みにんにくと一緒に炒めれば、
シンプルながらエビのおいしさを
ダイレクトに味わえます。
・ゆでエビとゆで汁のスープ
サラダなどに使うために茹でた
エビの茹で汁は、
エビのおいしいエキスがいっぱい!
お好みの野菜などを加えて、
ぜひ茹で汁も余すことなく
お楽しみください。
・ナシゴレン
インドネシアの国民食と言っても
過言ではないほど、
インドネシアで人気の焼き飯が
「ナシゴレン」!
日本では「サンバル」と言われる
インドネシアのソースが
手に入りにくいですが、
にんにく・タカノツメ・干しエビを炒めて
香りが立ったらエビを加えて炒め、
さらにごはんとキャベツなど
お好みの野菜を加えて炒めたら、
スイートチリソース、しょうゆ、
オイスターソースなどで味付けすると、
より本場の味に近付きます。
おまけその1
エコシュリンプを購入すると
『互恵のためのアジア民衆基金』に
売り上げの一部が積み立てられます。
この積立金は、
台風など天災で被害を受けた
農家の修繕費や、
新規就農者への農地購入資金として
貸付られており、
個人単位で融資を受けるのが難しい
東南アジアの農業や
水産業の支援に役立てられています。
「互恵のためのアジア民衆基金」総会での
ワンシーン。
生産団体などの代表が活動報告を行います。
おまけその2
エコシュリンプの加工工場で
エビの加工を行うのは主に女性の皆さん。
インドネシアでは
出産を機に退職することが多い中、
この工場では
出産後も安心して復職できるため、
笑顔で元気に働く皆さんの姿が
印象的でした。
工場で働くスタッフの皆さん。
エビの殻剥き~背ワタ取りを
数秒でこなしてゆきます。
-
最新の読み物