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スタッフ偏愛商品コラム vol.53

大地を守る会 スタッフ偏愛商品コラム

毎年楽しみにされている方がいるタルト。
ほっくり!かぼちゃ好きさん、見逃し注意です。

*****
今回の当番

カタログ&お買い物サイト担当
佐藤 真実(さとう まみ)

こどものやんちゃパワーに負けないように、
食べ物でからだケアに努める
52歳の大人女子です。

同い年の連れ合いと、
まだまだ手がかかる男女の双子の
4人暮らしです。

大地を守る会で購入した
有機のトマトの種。

園芸初心者なので、
夏の暑さで8月に花も咲かずに
全滅したプランターから今ごろ一本だけ!
ぐんぐん生育中。

黄色いお花が見られるか、楽しみです。
*****

秋といえば、
いも、栗、かぼちゃ。

スイーツ好きにはうれしい季節です。

今回ご紹介するのは
ハロウィン・パンプキンタルト。

毎年、ハロウィンのこの時期だけ!の
限定商品です。

国産小麦粉、卵、北海道産バター、
ココアのほか、こちらの原材料を
使っています。

使っているのは
北海道産有機かぼちゃ。

黄色い果肉だけ使います。

かぼちゃの本来の甘みを生かして、
きび糖の甘みは控えめに。

北海道産牛乳が原料のバターを使った
ココアクッキーの型ぬきはもちろん、
ひとつずつ手作業仕上げ。

タルト台もココア味にすることで、
ココアの苦味がかぼちゃの甘みを
引き立たせます。

ハロウィン・パンプキンタルトは
ひと口食べると、ほっぺがにんまりと
笑顔になります。

ほっくほくのかぼちゃと
生クリームや牛乳、バターが相性抜群!

クリーミーなフィリングのなかに、
ちゃんとかぼちゃの風味がするところが
すごくおいしいです!

甘いもの好きな私は
最初は1/8にカットしたのを
さらに少しずつ追加。

たくさん食べたくなる気持ちを
抑えるのがたいへんです。

さらに、ちょっぴりビターな
ココア味のタルトが
かぼちゃのフィリングの甘さを
引き立ててくれます。

箱を小さなお子さんに開けてもらうのも、
おうちハロウィンを
楽しくするイベントになりますよ。

実はこの商品、16年前に
私がお菓子の商品開発担当の時に
開発しました。

まだまだハロウィンが今ほど
身近に感じられていない頃のことです。

当時の私は、添加物を使わず、
おいしいのは当たり前。

おいしいだけなく、
楽しめる!お菓子ってなんだろう、
と考えていました。

最初に思いついたのは、
焼き印を押したお饅頭。

温泉まんじゅうの湯けむりをあしらった
お饅頭をアレンジできないか、
と思いました。

秋のお月見に向けて、
山芋粉を使った普通の白いまんじゅうに、
焼き印でうさぎの顔を
作ってもらいました。

すると!前からある
シンプルなおまんじゅうが、
いつもの3倍のお客様に
買っていただけたのです。

「いつものお菓子も、
かわいい見た目にすると喜んでもらえる!」
と学んだ私。

当時の大地を守る会のお菓子は、
素材の持ち味を生かした素朴なものが多く、
どちらかというと見た目よりも、
味で勝負!という商品が多かったのです。

さっそく、すてきな見た目の
洋菓子も作ってみたくなり、
大地を守る会の洋菓子生産者、
ナチュランド本舗の山本道子さんに
「かわいいお菓子、作れないでしょうか?」
と相談したのです。

当時はメールでなく、
電話やFAXのやりとりがメイン。

お菓子作りで忙しい山本さんが
さっと読めるように、
FAXで依頼した気がします。

何日かして、商品検討会議に出てきたのが、
ハロウィン・パンプキンタルト。

箱を開けると・・・・・・
ハロウィンにかかせないかぼちゃの
ゴースト、ジャックオランタンが
笑っているではありませんか。

会議メンバー全員から
「わー!!」と歓声が上がったのを
覚えています。

ナチュランド本舗の山本道子さん。

アレルギーのために、
市販のお菓子が食べられない
娘さんのために始めたお菓子作りが
お店を始めたきっかけです。

今から33年前は、
添加物を使わない素材を
手に入れることが難しい時代でした。

お菓子を学校で学んだこともなく、
独学でケーキ作りを始められました。

では、ナチュランド本舗の
おいしいこだわりをご紹介します。

創業当時から、使っているのは
長野県産の国産小麦と
種子島産さとうきびが原料のきび糖。

長野県産の小麦粉は
創業当時の33年前にようやく見つけた
国産の小麦粉。

小麦の風味が味わえるのは
やっぱりこの小麦粉!と山本さんは
ほかの小麦粉は考えられないと言います。

輸入小麦粉と比べて、国産小麦粉は
ふっくら焼き上げるのが難しい素材ですが、
秘訣は卵をしっかり泡立てること!
ベーキングパウダーを使わず、
卵の力だけで焼き上げています。

「卵の風味がする!」とケーキも人気です。

ほかに使用する原料も
フェアトレードやオーガニックの
ドライフルーツや香辛料を厳選して
使用しています。

製造しているのは、
また、小さなお菓子工房で、
手作業で作っているのも特徴です。

お母さんの手作りの味を思い出しました、
というお声がたくさん届きます。

「ハロウィン・パンプキンタルト」なら、
フィリングを、生のかぼちゃの皮をむいて
作っていますが、これってかなり貴重。

かぼちゃの皮むきって大変ですよね?

それを商品用に何十個もむくのは
本当に重労働なので、
かぼちゃのフレークや、
既製品のフィリングを仕入れて作る
お店もあるくらいです。

それでも「風味を生かしたいから」と
生のかぼちゃから作っているのです。

ナチュランド本舗のお菓子は、
使える原料に制限があるし、
宅配という輸送形態に
耐えねばならないこともあって
いわゆる「映える」といった
見た目の華やかさはありません。

その代わり、
食べると心が癒されるような、
ほっとするおいしさがあります。

かぼちゃの
ハロウィン・パンプキンタルトは、
1年に1回しか登場しないとっておき。

ぜひこの機会に
ナチュランド本舗のお菓子を
味わってみてくださいね。