スタッフ偏愛商品コラム vol.104
マフィンに生クリームを添えて。
胡椒をふるとスパイシーになってグー。
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今回の当番
お客様サービス担当
迫田 明香(さこだ さやか)
千葉に50代夫婦二人暮らし。
最近、千葉県民のソウルフード
「ゆで生落花生」
をしこたま食べてまた太ってしまい
人生38500回目くらいの
ダイエットチャレンジ中。
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しっとりふんわり焼きあがっています。
私は小学生の頃、
本大好き少女でした。
中でもお気に入りだったのは
『若草物語』『赤毛のアン』
そして『あしながおじさん』
という黄金の三大少女小説。
共通して大大大好きなのは、
料理のシーンでした。
特に覚えているのは、
『あしながおじさん』で、
主人公のジュディが友人の叔父である
ジャービスさんと、大学を案内したあとで
お茶をするシーン。
「ケーキとアイスクリームとマフィンと
紅茶をいただいた」
というような描写が確かあって、
当時、ケーキなんて年に一回、
誕生日くらいにしか食べられなかった私は
同時に3種類も甘いお菓子を
食べられるなんて!!!
と衝撃を受けました。
そしてさらに思ったのが
「マフィンって何だろう?」。
そのような食べ物を私は見たことがなく、
その素敵そうな響きに
なんだろうなあ~
きっとおいしいんだろうなあ~
いつか食べてみたいなあ~
とうっとりしたものです。
さて、今回ご紹介するのは
その素敵な素敵なマフィン。
その名も
キャラメルバナナマフィン
(大地のもったいナイ
バランゴンバナナ使用)です。
登場したのは
今年(2024年)の10月とつい最近。
バランゴンバナナがたっぷり生地に練り込まれてます。
本品はバランゴンバナナが
たっぷりと国産小麦生地に
練り込まれているのがポイント。
ぱっと見バナナは見えないんですが、
食べると「おお、バナナだー!!」
という感じでバナナの甘みと風味が
口いっぱいに広がります。
そうそう、
バランゴンバナナってご存知ですか?
大地を守る会が約25年前から
(株)オルター・トレード・ジャパン
(ATJ)を通して
産地支援・販売しているフェアトレードの
フィリピンのバナナです。
バランゴンとはフィリピンに
昔から自生するバナナの品種で、
やわらかな酸味と甘みがあり、
コクのある味わいがします。
大地を守る会で取り扱っている
バランゴンバナナは
化学合成農薬・化学肥料を使用せず
栽培しています。
バナナ畑の風景。豊かな自然の中に広がっています。
現地の生産者。バランゴンバナナは彼らの誇りです。
作業風景。傷まないようていねいに扱っています。
マフィンを作っている
みやびフードサービスが
当初作ったマフィンのサンプルは
他のバナナを使っていましたが
大地を守る会から頼んで
バランゴンバナナを使って
もらうようにしたのだとか。
これって、
簡単に一文で書けてしまいますが、
メーカーにとって
それまでの原料があるのに、
あえて初めての原料を使う、
というのは大変なこと。
原料を使いこなすのはもちろん、
仕入れや保管の仕組みなども
いちから作る必要があり、
色々と手間はかかります。
そもそもお菓子メーカーにとって、
大地からの
「小麦は国産にして」
「その他の原料も極力国産にして」
「食品添加物はなるべく使わないで」
などのリクエストは、
メーカーにとっては
「本気ですか?!」
というレベルの
ハードルの高いものなのだとか。
それでも、みやびフードサービスは
難しい条件の中で
しっかりと美味しいものを
作ってくれました。
お店で良く見るバナナマフィンは
ごろっとバナナが入ってたり、
表面にバナナがのっかってたりしますが
時間がたつとバナナが黒ずむため
宅配では難しい。
なので、キャラメルを炊いているときに
一緒にバナナを練り込み、
それを生地に混ぜる方式にしたそうです。
おかげで生地全体がしっとりとし
よりふんわりやわらかな食感に
なっています。
本品は保存料を入れていないので
質を保ち賞味期限を長くするため
冷凍です。
私は夜に冷蔵庫に移動させ、
翌朝、軽くトースターで焼いて
朝ごはんで食べるのがお気に入り。
バナナの香りがより強くなって
うっとりする味わい。
小学生時代に夢見た
マフィンのおいしさがそこにあります。
2個入りの食べ切りサイズが嬉しい
お値段が比較的お手軽なのも
魅力的なところ。
ぜひみなさんも
いろいろな人の想いが込められた
本品の味わいを楽しんでみてくださいね。