仙台味噌に漬け込んだごぼう入り。
こく深く、主役級のおいしさ!
豊かな香りと食感!
ごぼうの存在感が格別
1枚に国産ごぼうをたっぷりと入れたごぼうの香りが広がる一品。繊維に沿ってせん切りにしたことで、シャキシャキとしっかりした歯ごたえをお楽しみいただけます。そのままでも美味ですが、軽く炙るとごぼうの香ばしさが引き立ちます。
余計なものは不使用の
仙台味噌がカギ
大豆のうまみが濃い「仙台味噌」にごぼうを漬け込み、下味をつけました。この味噌には遺伝子組み換えをしていない丸大豆を使用。また発酵を止めるために必要なアルコールは使っていないので、大豆の風味もしっかり。仙台味噌の濃厚な風味がごぼうの味を引き立てます。
スケソウタラのすり身と
新鮮な小魚でおいしく
ごぼう天には良質な北海道産スケソウタラを使ったすり身と三陸沖で水揚げされた小魚を合わせました。好漁場として知られる三陸沖の小魚のしっかりとしたうまみも加わって、箸が止まらないおいしさです。
3.11の被災を経て
仲間からの支援で見えたもの
▲ 高橋徳治商店の皆さん。宮城県東松島市にて、本当に必要とされる会社になろうと再起しました。
製造元の高橋徳治商店は宮城県にあります。創業106年目を迎えた2011年の東日本大震災では、石巻市内の三工場が全壊。代表取締役の高橋英雄さんは全79名のスタッフの解雇を余儀なくされました。その後高橋さんは絶え間なく続く「息苦しさ」「生きづらさ」に悩まされますが、取引先やボランティアから支援を受けるうちに「私たちが元気になると笑顔が増える」と実感。2013年に東松島市の高台に工場を建てました。
引きこもりの若者達との出会いから、
各地に「灯りっこ」を点ける
▲ 「若者たちから学んでいます。」と高橋英雄さん。上から目線ではない向き合い方は、社員の間にも広がっています。
工場設立2年後の2015年に大きな転機が訪れます。笑顔がなく、話ができない、引きこもりの若者たちとの出会いです。彼らのなかに「生きづらさ」を感じた高橋さんは、野菜工場で若者たちへの就労訓練を開始。関わっていくなかで、彼らの中に前向きさが生まれ、心の中に「灯りがともる」ことを感じました。それを少しでも増やすために以後、関東、北陸、九州をめぐりながら震災の惨禍と今後の夢を語り、各地の方々に「灯りっこ(小さい灯り)」を点ける旅を続けています。