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スタッフ偏愛商品コラム vol.6

大地を守る会 スタッフ偏愛商品コラム

しっかりとした「大豆味」が楽しめる神泉豆腐。
たっぷりの万能ねぎ・塩・ごま油をかけて
食べるのがお気に入りです。

*****
今回の当番

お客さまサービス担当
迫田 明香(さこだ さやか)

50代の夫と千葉県にて二人ぐらし。

40歳はじめごろから
夫婦ともにおなかまわりが充実し始め
「運動しよう!」と一万回言ってますが、
全然できていません…。
*****

みなさんこんにちは。
大地を守る会の迫田です。

まだスマホどころか携帯電話さえ無く、
ポケベルなるものがあった時代に入社し、
気が付けば在社歴約25年。

今まで仕事がら
たくさんの大地を守る会の食材を
食べてきました。

多分4000種類くらい食べてきてます。

その中には、
「まあいいんじゃないの」というものから
「これはおいしい!」というものまで
色々ありましたが、数品、
「これは……最高においしい……!!!」
というものがあります。

そのうちの一つが、今回ご紹介する
「神泉豆腐」です。

初めて食べたのは、
25年前の新入社員研修でした。

醤油ではなく、
塩をかけて出された神泉豆腐。

「塩なんかで食べておいしいの?」
そう思いながらひとくち。

そして、そのおいしさに
衝撃を受けました。

甘くて、
なんというか濃い「大豆味」がして、
食感もしっかりとして、
豆腐なのにもぐもぐ噛みたくなる感じ。

豆腐なんてどれも同じ味だろうと
思っていましたが、
それまで食べていた豆腐と
はっきりと違いました。

シンプルに塩だけでも
奥深い味わいが生かされて
かえっておいしい。

よく、醤油をかけた冷ややっこだと、
豆腐というより醤油を食べてるような
気分になるときがありますが、
神泉豆腐の場合は、
豆腐そのものに味があるので、
それがありません。

それ以来、とうふと言えば
神泉豆腐一本やりで25年。

なぜこんなにおいしいのか?
それには当然理由があります。

まずは、水がものすごくおいしいから。

お豆腐の90%は水分なので、
使ってる水の味がものごく重要です。

神泉豆腐は、
「水源の森百選」に選出された
埼玉県の秩父山系・城峯山からの
名水『神泉水』を使ってます。

生産者であるヤマキの創業者が、
この名水の味に感動し
「ここで豆腐を作ったら
すごくおいしいにちがいない!」と考え、
わざわざ今の場所に
工場をたてたのだそうですよ。

この、おいしい神泉水で
大豆を洗う・煮るはもちろん、
豆腐のパック詰めにも使うなど、
あらゆる製造工程に使ってます。

なので甘みがありながらも、
すっきりとした豆腐が
でき上がるんだとか。

もちろん、
大豆は貴重な契約栽培の国産大豆。

おいしい大豆が、
おいしいお水と合わさって、
おいしい豆腐になっているのです。

神泉豆腐のメーカー、
ヤマキの小見 恵一さん。
   “名水の里”埼玉県児玉郡神川町にある
豆腐工房の立派な暖簾の前でパシャリ。

おいしさのひみつは製法にもあります。

神泉豆腐は「温豆乳一発寄せ」という
方法で作られています。

これは、豆乳があったかいうちに
凝固剤であるにがりを入れて固める技。

上手にしないと均一に固まらないので、
経験豊かな職人でないとできない
難しい技ですが、
豆乳の熱変化を最小限に抑えられるため、
大豆のこくやうまみを
逃がさないそうです。

そうそう、凝固剤として、
にがりを使っていることも重要ポイント。

にがりとは、海水からとれる
塩化マグネシウムが主成分のもので、
昔から豆腐作りに使われてきたものです。

実は、このにがり、
大豆分の濃い豆乳じゃないと
しっかり固められません。

市販のお豆腐には、
グルコノデルタラクトンなどの凝固剤が
使われている場合があります。

これだと、少々薄めの豆乳でも
びしっと固められるからです。

神泉豆腐は初めて食べると
びっくりするくらい
大豆大豆しているのですが、
それは、濃~い豆乳で
作られているからなんですね。

あと、このお豆腐、
消泡材を使っていません。

自家用味噌づくりなどで、
大量に大豆を煮るとわかるのですが、
大豆って、煮ると洗剤入れたのか?!
ってくらいものすごく泡が出るんです。

この泡は豆腐作りには邪魔なので、
一般では消泡材を入れて泡を消します。

でも、ヤマキでは
消泡材は使いたくないということで、
なんと!
人力で少しずつ泡をすくっているんです!

大量の泡をすくうのは
大変な手間であることはもちろん、
どうしても
豆乳も少しすくってしまいますから、
なんとも、もったいない!

「それでも、余計なものは
使いたくないから、使わない」
という心意気が
豆腐の味にしっかりと出ています。

お豆腐作りは一つ一つ手作業。
その日の気温や水温、
大豆の大きさなどで作業を微調整するそうです。

お豆腐のように
「毎日食べるもの」がおいしいと、
日々食べる「ふつうのごはん」が
ぐぐっと充実します。

「ふつうのごはん」が良いと、
毎日の暮らしも良くなる気がしてます。

なので、私は出会って以来25年、
神泉豆腐ひとすじ。

今日も明日も明後日も、
おいしい神泉豆腐を食べて、
元気に、過ごそうと思うのでした。

ぜひみなさまも、神泉豆腐を
召し上がってみてくださいね。

刻みトマトとオリーブオイル、
柚子胡椒をまぜたタレをかけた冷ややっこ。
トマトの酸味と甘みがよく合うんです。

おすすめの食べ方

・夏の塩冷奴
きゅうり、おくら、青じそ、ミョウガを
細かく刻み、ボウルで塩昆布と混ぜる。

神泉豆腐の上にのせると、
いつもとひと味違う「塩冷奴」の完成。

・お好み焼き風ふわふわ焼き
ボウルに水気を切った神泉豆腐、
みじん切りにした具材(キャベツ、
コーン、ズッキーニ、ベーコンなど)と
片栗粉(大さじ3)を入れよく混ぜます。

混ぜ合わせた生地をフライパンで
両面焼き、完成。

お好みソースやマヨネーズ、
おろしポン酢など和風アレンジでも
おいしいです。

・お豆腐の和風サラダ
サラダボウルに野菜を盛り、
神泉豆腐を手でちぎりながら上にのせる。

その上に海苔をのせて
お好みのドレッシングをかけて完成。

タンパク質も一緒に摂れる
サラダになります。