微生物の力でカラダいきいき
6大発酵食レシピ vol.3(全3回)

協力:Dr.クロワッサン 料理監修: 井澤由美子

今、日本の豊かな「発酵食品」が、世界でも脚光を浴びています。健やかな生活のために発酵食品を普段の生活に上手に取り入れたい。そんなお声にこたえ、今回、Dr.クロワッサン様ご協力のもと、みなさまの健康維持に役立つおいしい発酵レシピをご紹介いたします。ヨーグルト、納豆、塩麹、味噌、甘酒、チーズ、これら定番の6大発酵食をベースにしたレシピで、おいしく楽しい発酵ライフを始めましょう!

クロワッサン表紙

ドクタークロワッサンの”ドクター”とは
医師や管理栄養士、鍼灸師、料理家など専門家たち。今、必要とされるプロの知見を写真やイラスト満載で分かりやすくまとめた、健康に役立つ1冊です。

さっぱりした口当たりで、サラダ感覚でいただけます。

あわあわ翡翠納豆

あわあわ翡翠納豆

材料(2人分)

ひきわり納豆2パック
キュウリ6cm分
昆布酢(または酢)大さじ1~2
ゴマ油少々

作り方

1

キュウリをすりおろす。納豆に酢、好みで付属のタレ、辛子を入れてよく混ぜる。

2

すりおろしたキュウリを加え、ゴマ油を混ぜ入れて器に盛る。
ワンポイントアドバイス

「納豆に酢を加えるときめ細かな白い泡が立ちます。野菜を合わせて、サラサラといただけるサラダ感覚のひと皿に。忙しい朝、手軽に酵素やたんぱく質を摂取できますよ」

調理法次第でアレンジが楽しめる、塩麹豚の定番レシピ。

塩麹豚のサムギョプサル風

塩麹豚のサムギョプサル風

材料(2人分)

塩麹大さじ1と1/2
豚バラかたまり肉400g
サンチュ、エゴマ、貝割れ菜、ニンニク(薄切り)、赤唐辛子(薄切り)、塩麹(トッピング用)各適量
ゴマ油大さじ1

作り方

1

保存袋または厚手のポリ袋に塩麹と豚バラかたまり肉を入れ、袋の上から手でよくもみ込んで30分~ひと晩おく。

2

1を7mm厚さに切る。

3

フライパンにゴマ油を熱し、2を並べて時々上下を返しながら弱火で焼く。

4

サンチュでエゴマ、貝割れ菜といっしょに巻き、好みでニンニク、赤唐辛子、塩麹などをのせていただく。
ワンポイントアドバイス

「豚のかたまり肉も、麹菌パワーでやわらかく仕上げます。塩麹をすり込んだら、できればひと晩以上寝かせましょう。塩麹の旨味が移り、肉質が熟成されさらにおいしく」

旨味、甘味、コクを醸す甘酒が、豚肉を柔らかジューシーに。

甘酒のやわらか角煮

甘酒のやわらか角煮

材料(2人分)

甘酒1カップ
豚バラかたまり500g
ゴボウ1本
【A】 
1/2カップ
きび砂糖大さじ2
赤唐辛子1本
醤油大さじ3~4

作り方

1

甘酒1/2カップと豚肉をポリ袋に入れてひと晩寝かす。ゴボウは包丁の背で皮をこそげ食べやすく切り、10分ほど水に放してザルにあげる。豚肉は3cm幅に切る。

2

鍋に肉を入れて表面を焼きつけ、キッチンペーパーで余分な脂をとる。肉がしっかりかぶるくらいの水と【A】、ゴボウを加え、フタをして中弱火で約30〜40分煮る。

3

甘酒1/2カップと醤油を加えてさらに10分ほど煮る。そのまま冷まして味を含ませる。
ワンポイントアドバイス

「麹菌でかたまり肉をやわらかくし、甘味ととろみでこっくりとした味に仕上げます。甘酒にはビタミンとブドウ糖が豊富に含まれます。積極的に料理に使うといいでしょう」

井澤由美子(いざわ・ゆみこ)

料理監修

井澤由美子(いざわ・ゆみこ)

乳酸キャベツなど、日常に取り入れやすい発酵レシピに定評のある料理家。「心に通ずるものは胃を通る」をモットーに、心まで元気になるような滋味深いレシピを多数提案する。
調理師、国際中医薬膳師、国際中医師。

人気の万能調味料、塩麹をお手軽に!
肉や魚のうまみを引き出します

やさかの有機塩こうじ

定期会員価格 581円(税込)200g
一般価格 651円(税込)200g


国産の有機米麹、高知県室戸沖の海洋深層水で作った塩、地元の地下水で仕込んだ塩こうじです。じっくりと発酵させ、お米のつぶつぶ感を残さず、素材への浸透性が高くなるようになめらかに仕上げました。肉や魚は漬け込んだり表面に塗って、野菜の浅漬けは野菜全体にふりかけて、お使いください。数時間で素材のうまみを引き出します。オリーブオイルとまぜてドレッシングに、炒めものやスープなど調味料としてご使用ください。

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