有機栽培と普通栽培の違いは?知っておきたい野菜選びの基本
食の安全や健康志向の高まりとともに、スーパーや直売所で有機栽培された農産物を購入できる機会も増えてきました。
しかし有機栽培は身体によい、環境に優しいといったイメージはあるものの「具体的にはよくわからない」「普通栽培とはどう違うのだろうか」と疑問を抱いている方も少なくないのではないでしょうか。
この記事では、有機栽培と普通栽培の違いについて解説します。野菜の選び方や購入方法も紹介していますので、参考にしてみてください。
有機栽培と普通栽培の定義
有機栽培と普通栽培には明確な違いがあり、普通栽培はこれまでに行われてきた多くの栽培方法で、化学肥料や農薬を使用する栽培です。
一方で、有機栽培は以下のように定義されています。
- 化学的に合成された肥料および農薬を原則使用しない
- 遺伝子組換え技術の利用などを行わない
- 農業生産に由来する環境への負荷をできるだけ低減する
有機栽培農産物であることを示すためには有機JAS規格のルールを守らなければいけません。ここではそれぞれの栽培について詳しく解説します。
出典:農林水産省ウェブサイト(https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/attach/pdf/index-47.pdf)
有機栽培=「有機JAS規格」を満たす農法
有機栽培とは、化学的に合成された肥料や農薬を使わずに作られた土で農産物を栽培することです。有機JAS規格は、有機栽培された農産物であることを証明する農林水産省が定めた国家規格です。
有機JAS規格を満たしている生産者は有機JAS認証が与えられ、生産物を有機農産物として有機JASマークをつけて販売できます。
有機JAS認証を受けていない農産物には、有機野菜やオーガニックと表示してはいけません。もし、有機JASマークがない農産物を有機野菜やオーガニック野菜と表示して販売すれば法律違反になります。
出典:農林水産省ウェブサイト(https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html)
普通栽培(慣行栽培)とは?化学肥料や農薬を使用
普通栽培とは、通常どおりに農薬や化学肥料を使って栽培することです。古くから行われてきた方法として、慣行栽培ともいいます。
普通栽培は、農産物の収穫量が安定し、形の整った野菜を作りやすくなる、害虫の駆除や除草などの面で生産者の負担を減らせるというメリットがあります。
一方で、化学肥料や農薬により土壌の有機質が失われ、畑の栄養が減ったり害虫を駆除してくれるような生物が生存できなくなったりする点がデメリットです。
畑の栄養が減ってしまうと栄養を補うために化学肥料を使い続けなければいけなくなり、害虫を駆除するために農薬を使い続けなければいけなくなるという、農薬に依存するサイクルに陥りやすくなります。
「無農薬」や「自然栽培」との違いに注意
無農薬や自然栽培と聞くと、農薬や化学肥料を一切使用せず作られた農産物をイメージする方も少なくありません。しかし実際は、生産過程では使用していないという意味であり、土壌に農薬が残っていたり近くで普通栽培をしている畑から農薬が飛散してきたりしている可能性があります。
なお、現在「無農薬」という表記は法的に禁止されており、農薬不使用という表記が適切とされています。自然栽培という表記も同様に、消費者に誤解を与えかねない表現として、非推奨とされています。
また、農薬不使用という表記について、第三者機関による認定などもありません。
対して有機農産物は、種まきをする畑に2年以上化学肥料や農薬を使用せず、周辺から農薬が飛散しないような措置を講じ、第三者機関が調査して基準をクリアしている農産物です。
この点で、有機栽培の野菜はより信頼性が高いと考えることができるでしょう。
自然栽培という用語に関しても、誤認を招くような表記をしてはいけないと定められています。
出典:農林水産省ウェブサイト:(https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/tokusai_qa.pdf)
有機栽培と普通栽培の違い
ここからは、有機栽培と普通栽培の違いについてさらに詳しく解説します。
使える肥料・農薬の種類
有機栽培では、化学合成された農薬や肥料の使用は原則禁止されており、代わりに堆肥や油かす、魚かすなど自然由来の肥料が用いられます。病害虫対策においても、天然鉱物や微生物由来の資材など、環境や人体への負担が少ないと認められたものに限定されます。
一方、普通栽培では化学的に合成された肥料や農薬を幅広く利用できます。
土づくり・害虫対策などの管理方法
有機栽培では土づくりが重視され、輪作や緑肥の利用、堆肥投入などで土壌の微生物バランスを整え、作物の根が健やかに育つ環境を作ります。
害虫や病気への対策も、天敵の昆虫の活用や防虫ネットや手作業による駆除といった物理的な防除で、自然の仕組みを活かす工夫が中心です。
一方、普通栽培は土づくりにも化学肥料や農薬を活用し、効率よく害虫を抑えて管理しやすくしていますが田畑に必要な生物も生存が難しくなってしまいます。
手間とコストが高くなる理由とは
有機栽培では、化学的に作られた肥料や農薬が使えない分、手間と時間がかかります。害虫駆除も人手に頼る部分が多く、収穫量が安定しにくいため生産効率が下がり、結果的に価格が高くなりやすいのです。
また、有機JAS認証を取得するためには厳しい基準を満たし、定期的な検査を受ける必要があり、その維持コストも価格に反映されます。
有機栽培とほかの栽培方法の違い
農産物の栽培方法は、有機栽培のほかにも以下の栽培方法があります。
- 無農薬(農薬不使用)栽培
- オーガニック栽培
- 自然栽培
- 特別栽培
ここでは、それぞれの栽培方法と有機栽培との違いを解説します。
無農薬(農薬不使用)栽培との違い
有機栽培と無農薬(農薬不使用)栽培の違いは、肥料や農薬使用の有無とJAS認証の有無です。肥料や農薬に関しては、有機栽培の場合は天然成分由来のものであれば使用できます。一方、無農薬(農薬不使用)栽培は肥料や農薬をまったく使用しない栽培です。
ただし、農薬や化学肥料を使用しない栽培方法ではありますが、栽培期間に使用していないというだけで、農薬や化学肥料が土壌に残っていたり近くの畑から飛散してきたりしている可能性があります。
また、農薬不使用という表記は、公的な認証制度は設けられていません。
出典:農林水産省ウェブサイト:(https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/tokusai_qa.pdf)
オーガニック栽培との違い
有機栽培とオーガニック栽培は同じ栽培方法です。栽培方法では化学的に作られた肥料や農薬、遺伝子組換え技術を利用せず、農業生産に由来する環境への負荷をできるだけ低減することが求められます。
オーガニック栽培と表記する際にもJAS規格に準拠し、認証を受けていなければいけません。認証を受けていないにも関わらず、オーガニックと表記することは法律違反です。
出典:農林水産省ウェブサイト(https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/tokusai_qa.pdf)
自然栽培との違い
有機栽培と自然栽培の大きな違いは、肥料や農薬の使用の有無と公的な認証制度の有無です。
自然栽培は化学肥料も農薬も使用せずに育てる農法ですが、国による統一基準や公的認証は設けられていません。
従来からの明確な基準による農法が確立されていれば表示できるとされてはいますが、単に「オリジナルの農法だから自然栽培」と独自に名乗ることは認められていません。また、「特別栽培」などの用語と混同するような表示も禁止されています。
出典:農林水産省ウェブサイト(https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/tokusai_qa.pdf)
特別栽培との違い
特別栽培とは、その地域の普通栽培で使われている化学肥料や農薬の使用量に比べて節減対象農薬使用回数が50%以下、化学肥料(窒素分)50%以下で栽培された農産物です。
有機栽培が化学的に作られた肥料や農薬を使用しないのに対し、特別栽培は通常の半分以下の分量だけ使われているというイメージです。
ほかにも、有機栽培は有機JAS認証がなければ有機農産物であることを表示できませんが、特別栽培の場合はガイドラインに準拠すれば特別栽培農産物と表示ができるという違いもあります。
農薬や化学肥料の節減割合については地方公共団体が定めたもの、もしくは確認したものである必要があります。使用実態が明確でなければ特別栽培農産物の表示はできません。
出典:農林水産省ウェブサイト(https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/attach/pdf/tokusai_a-5.pdf)
有機栽培の食材を購入する方法
有機栽培の食材を購入するには実店舗での購入だけでなく、ネットや宅配サービスを利用する方法もあります。
ここでは、有機栽培の食材を購入する方法について解説します。
有機栽培の食材を扱う店舗を探す
有機栽培の食材を購入するには、取り扱い店舗を探すとよいでしょう。スーパーなどでは、有機野菜コーナーを設けているところもあります。
また、道の駅や直売所などで販売していることもあります。まずはお近くのお店で探してみましょう。
ネットから宅配サービスを利用する
有機栽培の食材を購入するには、ネットから宅配サービスを利用すれば手に入りやすくなります。しかし、現在日本ではさまざまな宅配サービスが存在し、何を選べばよいか迷う方も少なくないのではないでしょうか。
その場合は、まずお試し利用ができるサービスから選ぶことをおすすめします。実際にどのような食品が届くのか試せると、ご自身の希望に合っているか確かめられます。
【野菜宅配サービス】大地を守る会のおすすめポイント
有機栽培の野菜を手軽に手に入れたい場合は、お試しセットが充実している大地を守る会の宅配サービスを利用してみてはいかがでしょうか。大地を守る会が取り扱っている多くの野菜は、独自の基準をクリアした高品質の野菜で、加工食品も添加物を使用していない食品が揃っています。
ここでは、大地を守る会の特長やサービス内容を詳しく解説します。
大地を守る会の特長
大地を守る会は、消費者と生産者を守り、地球にも優しい食品を定期配送しているサービスです。国が定める有機JAS認証よりも厳しい独自の厳しい生産基準をクリアした食品を扱っている点が特長で野菜は有機や農薬不使用で育てたもの、加工食品は添加物の使用をなるべく抑えたものを販売しています。
大地を守る会のお試しセットとは
大地を守る会では、お試しセットでこだわりの栽培方法で育てられたおいしい野菜を実際に試すことができます。大地を守る会のお試しセットについて詳しく解説します。
1回限りのお試しセットのみの利用が可能
大地を守る会のお試しセットは1回限り利用することができ、お試しセットの利用のために定期購入を契約する必要はありません。
「とりあえず1回試して検討したい」という方も気軽に試せるので、ご自身に合う商品が入っているか一度試してみてはいかがでしょうか?
野菜以外の食材も入っている
大地を守る会のお試しセットで届く商品は、野菜だけではありません。季節の野菜や豆腐、卵など、全部で10品以上の商品が届きます。
野菜のほかにもレシピが付いてくるので、届いた食材をどのように調理するかの参考にもなり、大地を守る会の食品を取り入れたら食生活がどのように変わるかを確認することができます。
全額返金保証があるので試しやすい
大地を守る会では、お試しセットで届いた食材に万が一満足できない場合に利用できる、全額返金保証が用意されています。宅配サービスを初めて利用する方や、味や品質が合うか不安という方も、保証があることで安心して試すことができるでしょう。
初めて利用する場合は割引されることも
まずは試してみたいという方が利用しやすいよう、大地を守る会のお試しセットは初めて利用する方向けにキャンペーンや割引が行われていることがあります。
ただし、先着300名様など条件がある場合があるので、公式サイトから確認してみましょう。
まとめ
有機栽培と普通栽培には、使用できる肥料や農薬、土づくりの方法などに明確な違いがあります。有機JAS規格を満たした有機栽培は、手間やコストがかかる分、環境や体への優しさを重視した農法といえます。
無農薬(農薬不使用)や自然栽培など、似ていても異なる栽培方法があるため、正しく理解して選ぶことが大切です。
買う人も作る人も地球にも優しい、安全に配慮した野菜を試してみたい方は、大地を守る会の宅配サービスを試してみてはいかがでしょうか。
