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スタッフ偏愛商品コラム vol.96

大地を守る会 スタッフ偏愛商品コラム

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今回の当番

竹内

お買い物サイト担当
竹内智代子(たけうち ちよこ)

夫、中学生男子、義母の
3世代同居で暮らしています。

梅雨の季節がやってきましたね、
くせ毛の私には辛い季節。

そして気圧の変化で
片頭痛にもなってしまうので、
先日、気圧予報のアプリを
インストールしました。

天気予報と気圧の警戒予報も
事前にお知らせしてくれるので、
とても便利です。

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毎回天気があやしそうだなあと思った時に
なるべく体をリラックスしたいので、
大好きな緑茶を飲むようにしています。

前回私が紹介した
「桜葉入宇治茶 桜の緑茶ティーバッグ」
は春の時期に。

そして、
梅雨時から夏にかけて飲んでいるのは
今回ご紹介する
「樽井さんの
有機水出し煎茶ティーバッグ」です。

パッケージには、生産者・日本農産の創業者である樽井ち江子さん(故人)、通称ち江子おばあちゃんの似顔絵シールが貼られています。

お元気だったころのち江子さん

すっきりとした後味と香りが特徴の
日本農産(株)の・樽井さんの煎茶を、
冷水で手軽に作れる
ティーバッグにしたものです。

このお茶は、有機JAS規格に基づき
生産されていて、
化学肥料及び農薬は使用していません。

水出し茶だからと最初はあまり
期待していなかったのですが、
何ともいい香りと爽やかな味わい。

水出しでもこんなにきれいな色

そんなお茶を作っている
静岡県浜松市にある
日本農産(株)さんは、
有機認証を受けた工場で、
所有の茶園も有機認証済みです。

現在は二代目で息子の樽井隆之さんが
継承しています。

とくに有機堆肥(たいひ)を施用し、
地球にやさしい農業をしています。


先日、10年以上前ですが
樽井さんの茶畑に
茶摘み体験に行ったよという
社員に思い出話を聞きました。

「飲む前に洗わないお茶だからこそ
無農薬で作りたい」。
隆之さんのお父さん、
故・樽井孝蔵さんの言葉です。

日本農産の茶畑は、
最初自宅近くにあったそうなのですが、
有機茶葉にこだわっていたため、
近所の一般の茶畑からの
農薬の飛散を避けるため、
岩が車を打つぐらいの
悪路を通ったところにある
山の上の畑を切り開いたとのこと。

霧山という山の上の畑へ。

険しい道のりの中
収穫の際はここを1日
4往復するそうです。

周りに影響を受けずに有機栽培が可能となった畑

樽井さんの茶栽培は、
農薬に頼らないだけでなく、
肥料も少しのたい肥だけ。

除草剤を使わない代わりに、
お茶の木を覆い尽くす雑草を
ひたすら取っては
地面に落として、土に還します。

そして、時には樽井家のヤギさんたちが
朝茶畑に出勤して、
夕方まで畝(うね)まわりの雑草を
食べてくれるそうです。

左から妻の善美さん、隆之さん、長女の愛さんと、大切な相棒、山羊のハイジとゆきちゃん。

収穫を終えた茶葉。新鮮なうちに製茶の工程へ。

蒸気を炊いたトンネルを通って蒸す「蒸熱」の工程。

製茶工程では
茶葉のうま味を引き出すため充分蒸し、
蒸し時間の長さによって、
味・香り・水色の基本的な
性格が決まります。

水出しで、2時間ほど冷蔵庫に入れて

数ある樽井さんちの緑茶の中でも
有機水出し煎茶ティーバッグは、
夏でも手軽に飲めるように作られた
商品ですが、
ティーバッグとは
あなどれない美味しさで、
とってもとっても大切に作られた商品。

ぜひ、この夏は
一度お手に取ってみてください。

パッケージの裏に「水出し煎茶のおいしい飲み方」も掲載されています。